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「ウェブ広告」と言っても、GoogleやYahooなどのリスティング広告やディスプレイ広告と呼ばれるバナー広告、SNSへのバナー広告など多くの種類がありますが、一般的に提案されるのはGoogleのリスティング広告や、知らず知らずサイト内に表示されているのを見ているディスプレイ広告ではないでしょうか？

今回は広告運用の視点から、広告の仕組みと「結局ウェブ広告とSEO対策のどちらが効果的なのか？」について、簡単にご説明します。

リスティング広告とは「検索と連動した広告」のこと

リスティング広告とは「検索連動型広告」と呼ばれるもので、ユーザがGoogleやYahooで検索したキーワードの内容に連動して検索結果の上部に表示されるものです。GoogleもYahooも、該当するURLの前には【広告】と表示されます。

「SEM（Search Engine Marketing）」と呼ばれるものも、リスティング広告と同じものです。

Google・Yahooともに検索結果ではリスティング広告を上部に表示し、その下に自然検索の結果を表示します。ちなみに、SEOで対応できる「上位表示」とは、この自然検索欄での上位表示を指します。

リスティング広告はクリックされるとコストがかかる

キーワードの人気度によってクリック時の費用が変わりますが、リスティング広告の目安として、1クリックあたり数十円程度から、高いものでは1,000円以上のコストがかかります。

ただし、人気の高いキーワードほどコストが高くなりますので、あなたが広告を1回クリックした時点で、広告主が1000円以上のコストを支払っている可能性もあります。

また、リスティング広告の掲載順位は、「広告ランク」によって変動します。

「広告ランク」は、「指定したキーワードにいくらまでコストをかけられるか」を指定する、入札金額と広告自体の品質スコアによって変動します。

コストを払っていても、広告の品質スコアが低ければ広告欄でも下に表示され、逆に広告の品質が高い場合は、低コストで広告上位に表示されることになります（金額である程度の上位表示対処はできます）。

ディスプレイ広告とは「バナー広告」のこと

様々な会社がディスプレイ広告を提供しておりますが、今回はGoogleのディスプレイ広告を利用した場合を想定してご説明します。

Googleのディスプレイ広告は、Google Display Network（グーグルディスプレイネットワーク）の頭文字をとった「GDN」と呼び、広告を配信する「広告掲載先」のサイト群のことを言います。

かなり広く配信でき、200万サイト以上のサイトで配信がされる他、Webサイトだけでなくアプリや動画・SNSにも掲載できます。

ちなみに、Yahooの場合は、Yahoo!ディスプレイ広告（運用型）「YDA」で運用できます。

ディスプレイ広告を表示する分にはコストがかかりませんが、クリックされると1クリックごとに数十円程度の課金が発生します。

ディスプレイ広告は、閲覧するユーザをターゲティングして配信できる

• ユーザの興味や関心によるターゲティング
• 年齢・性別・ユーザ属性など
• 特定のサイトに訪問した事のあるユーザ
• 一度自社サイトに訪れた事のあるユーザ　など

これらのユーザに限定して広告を表示できるので、見込み客になる可能性の低いユーザに広告を表示することなく、効果的に告知できます。

また、先述の通り「広告を表示するだけ」でコストは発生しませんので、看板的な効果として、ユーザの潜在意識への刷り込みなどの効果を期待できます。

「この会社の広告をよく見るなぁ」と言ったようなものです。

ただし、内容によるものの、ディスプレイ広告は一般的にリスティング広告よりもコンバージョン率が低くなる傾向にありますので、その点には注意が必要です。

広告運用とSEO対策、どちらが良いの？

さて、ここからは本題「広告を利用するのか、SEO対策で上位表示を目指すのか、どちらが良いか？」についてご説明します。

実利を意識して広告を利用したい企業の場合

企業ブランディングなどでイメージ広告を配信するような会社であれば別ですが、ここでは実利を意識して広告を利用したい企業とします。この場合、例えば30万の費用をかけてその分の売上が立ったのであれば、「広告を配信する価値があった」と言えると思います。

厳密に言えば、30万円のコストに対して30万円の利益であれば、実質は赤字になってしまうと思いますが、これを「広告宣伝費」として捉えられるのであれば、価値があると思います。

また、ウェブ広告は継続して配信することで、コンバージョンの取りやすいワードやコストの抑えられるワード群などを吟味し、効率的に配信できるように調整を加えながら運用します。そのため、短期間での運用というは、あまり効率的ではありません。

ウェブ広告の一般的な費用は月額30万円以上

さらに、ウェブ広告を取扱う会社の多くは、一般に月額30万円程度からの運用を推奨しています。そもそも30万円未満の予算では、取扱いできない会社もあります。

これは予算である30万円のうち、2割程度が運用手数料であることが多いからです。お客様の広告コストが30万円の場合でも、代理店の運用手数料は6万円ほどになり、この運用手数料が1割であれば、代理店に入る金額は3万円になります。

ウェブ広告のコストが10万円だとすると、代理店に入る金額は1～2万円程度になってしまい、運用代行のコストが殆どでないと言う事になってしまうと言う点が理由です。
しかしながら、10万での出稿ではあまり広告効果が得られないと言う点もお勧めしない重要な点になります。

仮にですが、10万の広告を1ヶ月運用したいと言う場合です。運用手数料を考えると広告配信に使えるのは8万です。
この8万を1ヶ月の30日分で按分します。

すると、1日あたり2666,666…円となります。

1クリックあたり100円～200円としても10～20クリック程度、もっと安くクリックされたとして＠50円でも1日50クリック程度で表示されなくなります。
50円程度でうまく運用出来ればまだ良いですが、ビックワードは500円以上のワードもざらで、そう言ったワードを含まなければそもそも広告をクリックされず広告出稿自体が意味をなさなくなります。
例えば、1日1万円だったとしてもビッグワードで1000円のワードを10回クリックされれば広告が表示されなくなります。
この場合、本当にそのサービスを利用したい顧客がクリックしているのであれば価値があるかもしれませんが、あなたも競合会社の広告などをクリックした事ありませんか？
そうです、広告は競合の会社からもクリックされます。これは意図的に行われる事もあれば、自然に無意識に行われている場合もあります。
どちらにしても広告費は消化されます。（ただし、不正に多くのクリックなどが行われたものはGoogleはしっかりと制御します）

何が言いたいのかと言うと広告はうまく運用しなければ、何も残らずコストだけが掛かる事になると言う点を考慮しておく必要があります。

広告運用が有効な場面

前項で広告運用をしてその分のコストを売り上げられるのであれば価値があると書きましたが、もう1点、広告を考慮すべきパターンがあります。
新しいサービスや会社などで、サービスなどの告知と営業上の販路拡大をウェブ上でこれから行いたい場合です。
SEOで対策をする場合は、ホームページを作ったばかりの場合はすぐに上位表示する事はありませんので、サービスや会社のスタートアップ時などは広告を数カ月間運用し利益が出るようであればそのまま継続利用し、そうで無ければ広告運用をしている間にSEO対策に力を入れて行く方法が理想です。

多くの中小企業ではSEO対策がウェブ戦略のコアとなる

上記のようにWEB広告の運用は、コストに対してシビアな判断が必要な中小企業には難易度の高い物であるとわかると思います。
もちろん、上手く運用する事で大きな成果を早く手に入れられる点はメリットではありますが、私がこれまでお手伝いをさせて頂いたお客様の多くは大きな見返りを早く欲しいと言う気持ちはあるが、まずは地道に売上を立てて行きたいと言うお客様が多く存在していました。

これらの会社がとるべき戦略はBtoBの企業の場合は基本的にSEO対策の1択になります。BtoCの場合はSNSを利用した販促が効果的な場合も多くなりますので併用型が望ましいと思います。

SEO対策のメリット

上位表示されるようになればコストを掛けずにサービスを見て貰えるようになる点です。さらに一般にユーザは検索をした際に広告よりも自然検索で表示された情報の方が信憑性が高いと判断する場合が多く、コンバージョンにも繋がりやすくなります。
一度上位表示するようになるとある程度の期間は継続する場合が多く、サイト全体の施策をしていく事で様々なワードで表示されるようになります。
SEOで上位表示できるサイトは非常に価値が高く、一般的に問い合わせも増加します。

SEO対策のデメリット

SEO対策が効果を出すまでに時間が掛かる事が挙げられます。特にサイトボリュームが少ない場合や競合の多い業界、地域と特定せず全国で上位表示が必要と言うような場合は基本的な内部対策をいくら行ったとしても上位表示は難しい場合が多いです。
基本的には、半年～1年を掛けて競合の状況を考慮しながら内部対策と記事ボリュームを増やすなどで徐々に上位表示を目指す必要があります。
制作前にある程度の判断はできますので、しっかりと助言をしてくれる会社に聞いてみましょう。

タスクスクエアでは丁寧な対応でコストとクオリティを両立させています。

当社では、広告及びSEO対策をしたいと言うお客様に対してどのような手法や考え方が望ましいのか？をしっかりと考えてご提案致します。
まずは、広告をやりましょうと言うような事は決して言いません。

当社では中小企業のお客様を中心として、お客様にとって本当に必要なサービスは何かをしっかりとヒアリングさせて頂き、サイト設計からウェブ戦略までのご提案をさせて頂いております。
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まずは当社までお問い合わせ下さい。